恋愛心理テクニック講座、今回はカチッサー効果という心理テクニックについて紹介しますね。
使用タイミング
- デートに誘う
- 告白
- 手をつなぐ
カチッサー効果は何か頼みごとをする際に使う恋愛心理テクニックです。例えばデートに誘う、ときなどに使うと効果的。
- サクッと整理!
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カチッサー効果とは
カチッサー効果とは、無意識に「そうなんだなー、ならこうしないとなー」と思って行動しちゃう心理テクニック。
例えばただ「手をつないで」とただ言われるより「寒いから手をつないで」とか「迷子になるから手をつないで」と言われると「ああ、寒いから手をつなぐのも普通だよなー」と思っちゃうのがカチッサー効果。
恋愛心理テクニック「カチッサー効果」の実践例
例:デートに誘うシチュエーション
- 一緒に行ったら楽しいと思うから、今度水族館行こうよ
- ○○ちゃんイルカみたがってたから、今度水族館行こうよ
- 新しい展示始まったから、今度水族館行こうよ
- 暖かくなってきたから、今度水族館行こうよ
- 水族館行きたいから、今度水族館行こうよ
①②番のような意味のある理由にしなければ!と思いがちですが、③④⑤番のようになんでもいいので理由を添えるだけでOKをもらえる確率が上がります。⑤番はただ繰り返しただけですが、理由(っぽいもの)が付いてるだけでただ「水族館行こうよ」というよりもOKをもらいやすくなります。
イメージだとLINEや通話でさらっとカチッサー効果を使う感じが使いやすいはずです。
ここから下はカチッサー効果の由来や実験など、そういった心理テクニックの裏付け部分を紹介してますので、読みたい方だけ読んでみてくださいね。
講座:カチッサー効果について
”カチッサー”という聞きなれない言葉で、カチッサーさんという心理学者が見つけたからそんな名前なのかな、と思っちゃいますが、これはラジカセのボタンを「カチッ」と押すと自動的に「サー」という雑音?ノイズ?がなるのが由来(機械なんだから当然なんですが…)で、人間にもそういう自動的に、あるきっかけがあれば無意識に取ってしまう行動があるぞ!、というところから「カチッサー効果」と命名されてます。
カチッサー効果の実験
エレン・ランガーさんという心理学者が、コピー機を先に使わせてほしい、というシチュエーションでどう伝えれば先にコピーさせてもらえるか、について心理実験をしてます。本とか読むとよく出てくる実験なのでかなり有名なものかもしれません。
で、結果から書くと普通に「先にコピーさせてください」と伝えるのと「急いでるのでコピーさせてください」とか「コピー撮らないといけないのでコピーさせてください」と何か理由を一つ付けて伝えるのとでは、理由なし60%、理由あり93%の人がコピー機を譲ってくれて、その確率が大きく違ったんですね。
ここで大事なのが「急いでるので~」は一応意味が通ってる理由なんですが、「コピーしないといけないのでコピーさせて」はもう理由になってないですよね。なんというか昔有名になった小泉進次郎構文というか。
つまり人間はなんでもいいから理由も一緒に聞くと、理由はほぼ聞いてなくて「ああ、なんか困ってそうだからまいっか」と順番を譲っちゃうというコト。
これこそが理由を聞く(カチッ)⇒頼み事を聞く(サー)、というカチッサー効果なんです。
実験してみると、
- コピーさせて!:60%
- ○○だからコピーさせて!:90%越え
人間はなんでもいいから理由を聞くとカチッサー効果が発動してる!
カチッサー効果の注意点
ただ、そんな魔法のフレーズのように見えるカチッサー効果は注意点があります。
それは先ほどのコピー機の先借りのシチュエーション、実は枚数は5枚と、結構すぐに終わりそうな枚数で頼んでたんですね。「コピーしないといけないので、先に5枚コピーさせてください」と伝えていたわけです。
で、枚数を増やしてみるとどうなるのか、気になりますよね。
エレン・ランガーさんも枚数について実験していて、頼む枚数を20枚というそれなりに時間がかかりそう、言い換えるとここでこの人に先にコピー機を譲ると自分のコピーの番がそれなりに遅くなりそう、という条件にしてみると結果がけっこう違ったんです。
結果は、
- コピーさせて!:24%
- 急いでるからコピーさせて!:42%
- コピーしないといけないからコピーさせて!:24%
というふうに、3番、つまり小泉進次郎構文の、理由が理由になってない頼み方だとカチッサー効果が発動してない、という結果になったんです。
ただ、2番を見ると、やっぱり理由を一緒に伝えると相手に承諾を得やすくなる、というのがこのシチュエーションでもわかるので、とにかく恋愛でも頼みごとをする際は理由を一緒に、最悪支離滅裂でよくわからない理由でも一緒に添えれば、デートのOKをもらったりしやすくなるかも、というコトなんです。