恋愛心理テクニック講座、今回はバンドワゴン効果という心理テクニックについて紹介しますね。この間紹介したスノッブ効果と同じで厳密にはマーケティング用語になります。
先にザクっと書いておくとバンドワゴン効果とは人気の物はいいものに違いない!と無条件に思ってしまう心理の事です。
使用タイミング
- 好感度を上げる
- より魅力的に感じさせる
- マッチングアプリでの食いつきを上げる
バンドワゴン効果はより相手に自分を魅力的に見せる時に主に使うことになる恋愛心理テクニックとなります。
- サクッと整理!
-
バンドワゴン効果とは
バンドワゴン効果とは簡単にいうと「周りのみんなから人気の物は私も気になる!」という心理。
口コミNo1のパン屋さん、周りから異常に人気の韓流アイドル、みんながSNSで行きまくってるアミューズメント施設。やっぱり気になりますよね、みんなが夢中になってるんだから、きっといいものに違いない!って無条件で思ってしまいます。
こんな風に私たちが何かを欲しくなったり興味を持ったりするのって意外に周りの人のそれに対しての”評価”が大きなファクターになってるというのがバンドワゴン効果です。
恋愛心理テクニック「バンドワゴン効果」の実践例
例:マッチングアプリでのやり取りの具体例
- あなた:モテますよね、やっぱり
- 相手:いやいや、そんなことは。○○さんこそモテそうです
- あなた:年下(年上)からは時々。でもガーデニングで引きこもりがちですぐ嫌われちゃいます
バンドワゴン効果は結局「人気のものはきっといいものに違いない!」という心理、という事でした。なので自分を暗に「モテるんだよ、私」とアピールすればOKです。大事なのが控えめかつユーモアを持ってアピールするコト。なので自慢した後はきちんと自虐ネタも放り込んでください。じゃないとただただ嫌なやつになります。
マッチングアプリの初動のメッセージのやり取りとかで、相手をほめる、そして自分がお返しに褒められる、っていうやり取りってけっこう多いですよね。社交辞令の応酬というか。
その時にちょっとユーモアを持って、上記の例文みたいな感じで返すと「この人案外モテるんだなー。人気なんだったらいい人なのかも」と思ってもらいやすくなります。
上記例文だと自虐部分がガーデニングの趣味で嫌われる、なんですが、ここはマッチングアプリの相手の方の情報などを使い、デメリットにならない理由を自虐として使ってみてください。
例えばグルメ好き、って言ってる相手に対して、「あまり外食しないからけっこう嫌われちゃいます」などはもちろんNG。ちょっとデメリットだけどその相手から見ればほぼノーリスクな自虐をあしらってください。
例:周りを巻き込むシチュエーション
また、バンドワゴン効果は「みんなから人気の高いものは絶対いいもの!」と思ってしまう心理という事なので、片思い中の相手と共通の知人などに協力を頼んで、「あの人(あなたのコト)結構モテるらしいよ。こないだもなんか仕事先の人にしつこく誘われてたみたいだし」みたいに、第三者からあなたがモテるらしいことを伝えてもらうのもとても効果的。
また、けっこう外見から「お、この人できそう」みたいに判断する事って多いですよね。なので少なくともマイナスのイメージにならない程度のヘアスタイルや服装などを日々心がけるというのはバンドワゴン効果という観点から見ても大事になってきます。
講座:バンドワゴン効果について
ここから下はバンドワゴン効果を提唱した学者の紹介など、この心理テクニックの裏付け的な話になるので読みたい方だけ読んでみてくださいね。
「バンドワゴン効果」の提唱者
バンドワゴン効果は1950年、ハーヴェイ・ライベンシュタインさんという経済学者が消費者の消費傾向に関する論文の中で、スノッブ効果と一緒に発表しました。
人間って人気なもの、周りが欲しいと思っているものを自分も欲しくなっちゃう性質があって、例えばアイフォンなどが象徴的です。
一時期アイフォンの新モデル発売で発売日当日なんかは行列ができていましたよね。でもアイフォン以外にもスマホはあるわけで、それでもみんながアイフォンだからわたしもアイフォン!って思ってしまった、というわけ。
反対にある程度人気になりすぎたものに対しては今度は逆張りの心理であるスノッブ効果というのもが出てきて、「えー、そんなみんな使ってるアイフォンなら私違うのがいい。なんかみんながみんな使ってるのってダサいし」と感じる人が増えます。
とりあえずマッチングアプリであっても普通の会話であってもあまり謙遜しすぎるのはこのバンドワゴン効果を見てもらっても明らかなようにNG行動。なんとなくのモテアピールや私できますよアピールを入れ込む方が恋愛にしてもそれ以外、例えば仕事などのシチュエーションでも大事、という事だけ覚えてもらってくれてたらいいと思います。