【恋愛心理テクニック講座】ジョハリの窓とは

最終更新日:2025年6月28日

恋愛心理テクニック講座、今回はジョハリの窓という心理テクニックについて紹介します。

最初にザクっと書いておくとジョハリの窓とは効果的な褒め方のお話。

ジョハリの窓テクを使って、片思いの相手の心にズバッと刺さる褒め方をするだけであなたのコトを強く相手に印象付けることができます。

使用タイミング

  1. 片思い中の相手にあなたのコトを恋愛対象として意識させる

ジョハリの窓は主に片思い中など恋愛の初期段階であなたのコトを相手に強く恋愛対象として意識させるときなどに効果的。

人間って誰かに褒められると後からそれを思い出すことってありますよね。お風呂入ってるときとか寝る前とか。ジョハリの窓を用いた効果的な褒め方をすればたった一言伝えるだけ。それだけであなたのコトを相手はいろんなタイミングで思い出してくれるようになるんです。

サクッと整理!

ジョハリの窓とは

「ジョハリの窓は褒め方の話」って上で書いたんですが厳密には違います。恋愛で用いる時は褒め方の話になるよ、ってだけなのです。

ジョハリの窓とは人は自分自身に対しての認識として、

  1. 自分も知ってて周りのみんなも知っている事(例えば「身長が高い」とか)
  2. 自分だけが知ってて周りのみんなは知らない事(例えば「整形してる」とか「オタク趣味」とか)
  3. 自分は知らなくて周りのみんなだけ知ってる事(例えば「貧乏ゆすり」とか)
  4. 自分も知らなくて周りのみんなも知らない事(例えば「実はサイコパス」とか)

ていう4つの窓があるよ、っていうお話なんです。

それでこの4つの窓それぞれに名前も付いていて、解放の窓(自分もみんなも知ってる周知のやつ)、秘密の窓(みんなには秘密にしてるやつ)、盲点の窓(周りだけが気づいてるやつ)、未知の窓(自分すら気づいていない本性のやつ)、ていう感じ。

で、どうしてジョハリの窓と褒め方が関係してくるかっていうと、人間って自分が気づいてない自分の魅力を誰かに言われるとすごい嬉しいですよね?

例えば片思い中の相手がいて、その人がものすごく高身長だったとして「○○君身長高くてすごいね!」って褒めたところで、そこまで相手は嬉しくないはず。だって高身長なのはもう既成の事実だし、その人だってたぶん今まで何百回とその褒め方され続けてきてますよね。

反対にその相手がとても真剣なまなざしで勉強や仕事に打ち込んでいるなら「○○君って集中してる時すごいオーラ出てるね」って褒めてみたら…。

たぶんその相手は今までそんなところをほめられたことがないだろうし、自分が集中してるときの雰囲気や目元の真剣さなんて知らなかったはず。そうすると「え、オレってそうだったんだ」って高身長をほめられたときよりも全然嬉しいですよね。

そうなるとその人は今後何か集中するたびに「そういえば、○○さん(あなたのコト)、集中したらすごいって言ってくれてたな」って思い出すようになるんです。

片思いだとライバルもいるだろうし、そんな中であなただけがその意中の人がよく思い出してくれる対象になれているので、ジョハリの窓を使った褒め方は恋愛の初期段階でものすごい周りに差をつけられる恋愛心理テクニックなんです。

つまり「盲点の窓」をほめる!

先に例を出してしまったんですが、ジョハリの窓を使って相手をほめる、そのコツは上で見た4つの窓のうち「盲点の窓」をほめる、というコト!

ようは相手が言われ慣れていない、ほかの人とは違った部分をほめるだけ、なんです。

ジョハリの窓を使って褒める!とは…、

  • 「盲点の窓」つまり相手が気づいていない相手の魅力をほめる!

恋愛心理テクニック「ジョハリの窓」の具体例

ジョハリの窓を恋愛に生かすには盲点の窓をほめる!っていうのを確認できたので、ここからはジョハリの窓を用いた褒め方の具体例を紹介しますね。

「片思い中の相手にあなたのコトを恋愛対象として意識させる」シチュエーション

  1. 【一緒に食事中】
  2. あなた:「○○君ってすごくおいしそうにごはん食べるね」
  3. 相手:「え?そう?(もぐもぐ)」
  4. あなた:「うん、見てるだけでおなか減ってきちゃう」
  5. 相手:「そんなの初めていわれたよ」
  6. あなた:「なんだろ、笑って食べてるからかな、食レポとかできるくらい笑顔で食べてるもん」
  7. 相手:「え、まじ?気づいてなかった。ちょっと恥ずかしいな…、子供みたいじゃん」
  8. あなた:「笑顔でごはん食べるってすごいいい事じゃん。一番命に感謝してるっていうか。私もランチお代わりたのもっかな」

ジョハリの窓を恋愛で使用する具体例はこんな感じ。

実はわたし自身、昔はよくこの恋愛テクニックを使ってました。食事中ってみんな多かれ少なかれ食べることに意識が向いているから自分の表情とか食べ方、それから細かいしぐさとかってけっこう無意識になりがちですよね。

なのでそこをほめると相手は否定しづらいんです。だって本当に「盲点の窓」だから。「ああ、オレ(私)ってごはんの時そんな幸せそうなんだ」って今後この人がごはん食べるたびにあなたのコトを思い出すようになります。

例えば「○○君って笑顔が素敵だね」って言ったところでその相手が笑顔にコンプレックスを持っていたらどうでしょう。それって地雷ワードすよね。相手によっては「なに?嫌味?オレが笑顔に自信ないの知っててからかってる?」って邪推しちゃいますし、そんな褒め方されても絶対否定しますよね。

説明がまだだったんですが、ジョハリの窓は4つの窓があるって話でした。その中で「秘密の窓」いわゆる周りに秘密にしてる事は話題に出さない方がいいです。例えばオタク趣味を周囲に隠してる人に「アニメ好きなんだ、すごい」とかそういうのです。

ごはんの食べ方についての褒め方であればそこにコンプレックスを持っている人はほとんどいないだろうし、ほぼ必ず「盲点の窓」の褒め方になるんでとてもおすすめ。

「片思い中の相手にあなたのコトを恋愛対象として意識させる」シチュエーションその2

  1. あなた:「あー、やっとわかった。○○君って顔の輪郭が△△(イケメン芸能人)に似てるんだ」
  2. 相手:「え?急にどうしたの」
  3. あなた:「いやこないだから妙にもやもやしてて、なんかどこかで見た顔だよなーって。親戚でもないし…」
  4. 相手:「で、△△って?」
  5. あなた:「うん」
  6. 相手:「いや全然似てないでしょ笑」
  7. あなた:「似てる、輪郭だけ」
  8. 相手:「輪郭だけか笑それってどうなん笑」
  9. あなた:「輪郭だけ△△です!ってXのプロフィールに書けるじゃん」
  10. 相手:「なんなんそのスプーンに映った小栗旬みたいなプロフィール笑」

ジョハリの窓を恋愛で使用する具体例パート2はこんな感じ。

どちらもそうですがジョハリの窓を恋愛で使う場合、ある程度相手と会話できるような仲のよさじゃないと難しいです。じゃないと初対面とかほぼ面識のない人をいきなり褒めることになって違和感半端ないです。

こちらの具体例の方がより使いやすいかなと思います。ごはんに行くというのは、仕事であれば出先で2人でランチ、というシチュエーションもありますが、学生だと2人でごはんっていうシチュエーションあまりないですよね。

こんな風に相手の外見を、普通とは違った角度でほめておくと相手の方は今後鏡を見るたび、それからそのイケメン俳優がテレビに映るたび「オレって△△に似てるのか」と思いだすことになり、そのたびにあなたのコトも思い出すようになります。

たった1回ちょっといじりながら「盲点の窓」の外見をほめただけで周りの恋愛のライバルよりもあなたのコトを意識してくれるようになるので、ぜひ試してみてくださいね。

講座:ジョハリの窓について

ここから下はジョハリの窓についてその由来や行われた実験など、そういった心理テクニックの裏付け部分を紹介してますので、読みたい方だけ読んでみてくださいね。

ジョハリの窓の由来

ジョハリの窓は心理学者であるジョセフさんとハリさんの2人が発表した心理モデルで、ジョセフさんとハリさんの名前から頭文字をとってジョハリの窓と呼ばれるようになったのが由来なんです。

…なんだかものすごくいい加減なネーミングですよね。戦国武将のネーミングセンスというか。

ジョハリの窓は企業研修などでも使われる

そんなジョハリの窓なんですが、恋愛以外でどこで使われているかというと企業の新人研修などで使われることもあるものなんです。意外ですよね。

例えば新入社員何人かグループを作ってもらってジョハリの窓の4つの窓に対して、一人一人自分の長所とか相手の長所とかを書いていくんです。

そうするとどうなるかっていうと、自分の長所と自分で思ってる部分と周りが思ってる自分の長所とがズレてないかがわかったり、上で見たように自分では気づけていなかった意外な長所を知れたり、と自己分析に役立ってるんですね。

恋愛でジョハリの窓を使う場合は具体例でも見たように、ようは他人がほめてない一味違った角度の褒め方をしよう!ってだけなんですが、まじめなシーンで自己分析にも使われていたりと心理学ってすっごく奥が深いですよね。