【恋愛心理テクニック講座】希少性の原理とは

最終更新日:2025年5月30日

恋愛心理テクニック講座、今回は希少性の原理という心理テクニックについて紹介しますね。といっても一度は聞いたことがある有名な心理テクニックかもしれません。ざくっというと品薄商法など、ですよね。

使用タイミング

  1. 告白
  2. デートに誘う

希少性の原理はデートに誘うときや告白など相手に何かをさせたい時、相手の承諾を得たい時に幅広く使える便利な心理テクニックとなってます。

サクッと整理!

希少性の原理とは

希少性の原理とは、人間は根源的に手に入らないものレアなものほど欲しくなっちゃう、という心理のコト。

ちょっと気になってた服が急に売り切れで、ネットで見ても他店舗で見ても売ってない…、となると定価より高くてもいいから欲しい!、と寝ても覚めてもその服の事ばかり考えてしまったり、最悪中古でもいいからとメルカリで検索しまくったりしちゃう、あれのコトです。

ゲーム機の最新機種がなぜかいつも品薄だったり、売り切れ続出の有名洋菓子店のスイーツなど、あえて品薄商法にしているのでは?という企業戦略ももはやおなじみ。

恋愛心理テクニック「希少性の原理」の実践例

例:デートに誘うシチュエーション

  • こないだの休日フットサルやってきてさー!
  • その日の夜は知人と食事が入ってるな…
  • 金曜日は新しくできたショッピングモールに行ってみようと思ってて…

デートに誘うシチュエーションというとちょっと違いますが、デートに誘いたいなと思っている相手があなたに対して「いつも予定が入っててアクティブな人なんだなー」と思うようにする、というのが希少性の原理を使ったデートの誘い方となります。前もって種をまいておきましょう、というコトですね。

ただいきなり「自分は忙しいんだー!」「アクティブなんだー!」と言うのは変ですよね。例えば職場に片思い中の相手がいるとして、その人込みで同僚で会話している時にテレビや動画の話題になって「そういやこないだのアレ見た?」となり、話を振られた時「あー、わたし(オレ)その日ちょっと忙しくて見れてないんだ。どんなテレビ(動画)だったの?」という風に、会話の中にさりげなく忙しいアピールを入れ込んでいく感じです。

こう思ってもらう事であなたがいざデートに誘った際、「断ったらたぶんもう予定つかないっぽいよね…、今回せっかく誘ってくれたんだし行ってみよっかな」と思ってもらいやすくなります。

とりあえず最低限、普段から「ヒマだー、ヒマだー」とは言わないようにしておくだけでもOKです。

例:告白のシチュエーション

  • モテてる雰囲気を出す
  • 異性の友達が多い印象を与える
  • 異性の友達から恋愛の相談をよくされている、というイメージを刷り込む

こちらも告白の当日、そのタイミングで使える心理テクニックとは違いますが、あなたに対してその人が「この人モテるだろうからここで断るともう恋愛対象から外れちゃうよね」とか「この人を狙ってる人も多そうだしここで断ると取られちゃうかもな…」と、希少性の原理を感じてもらう事で告白でOKをもらいやすくなります。

具体的には、デート中などで恋愛の話になった際「そうだよね。わかる。そういえばこないだ友達(異性)から似たような相談を受けて…」と、あなたが周りから恋愛について頼れる存在だと思われているコト、また異性の友達が多く、さらには異性からそういう深い話をされるような人間であるコトを印象付けていくだけです。

講座:希少性の原理について

ここから下は希少性の原理について行われた実験など、そういった心理テクニックの裏付け部分を紹介してますので、読みたい方だけ読んでみてくださいね。

「希少性の原理」の実験

希少性の原理の実験としては、ステファン・ウォーチェルさんという社会心理学者が行ったクッキーを使った心理実験が有名です。

内容はこんな感じです。

  • まず実験参加者を2グループに分ける
  • 1グループには1人につき10枚のクッキーを、もう1グループには1人につき2枚のクッキーを与える
  • 食べた後どれくらいおいしかったか聞く

で、結果が2枚しかもらえなかったグループの方がより強く「おいしい!」と感じる傾向があったんです。

確かに量が少ない方がなんとなく高級な感じがしますよね。「量が少ない⇒高級なのかな?⇒ならおいしいに違いない!」というプロセスです。

量が少ない、手に入るチャンスが少ない、数量が少ない、いろんな「少ない」が同じものでも高級感を高めてる、といってもいいのかもしれません。

そういえば恋愛でも会えるタイミングが少ない遠距離恋愛だと、相手の事をより好きで大切に思ったり、より深く燃える恋愛になる事って多いですよね。こんな風に希少性の原理は意識して使わなくても恋愛と深く結びついた心理なんですね。