恋愛心理テクニック講座、今回はアンダードッグ効果という心理テクニックについて紹介します。
先にザクっと書いておくとアンダードッグ効果とは、立場の弱いものの方がより親近感を覚えて、その心情なり立場に共感しちゃう心理のコト。
使用タイミング
- 恋愛対象として意識させる
- マッチングアプリでの食いつきを上げる
アンダードッグ効果はあなたへの食いつき度を上げる時に主に使うことになる恋愛心理テクニックとなります。
- サクッと整理!
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アンダードッグ効果とは
冒頭でもちらっと説明しましたがアンダードッグ効果とは簡単にいうと、弱いものの方を応援したくなっちゃう!という心理。
スポーツ観戦でも弱小チームの方を応援しちゃいますし、駆け出しアイドルを応援したくなったり、「緊急:発注ミスで在庫がたくさん…」という店内ポップを出してるコンビニに同情してその商品を2,3個買っちゃったり…。映画とかドラマでも弱小が強豪に勝つジャイアントキリングのストーリーにやっぱりスカッとしますよね。
人間って弱い立場の方をどうしても気にかけてしまう生き物なんですね。庇護欲というか。
弱みのあるものの方が親近感があって、そのため共感や同じ立場になって考えやすくなり、ついつい自分の事のように応援しちゃうんですよね。
恋愛心理テクニック「アンダードッグ効果」の実践例
例:マッチングアプリでのやり取りの具体例
- あなた:モテますよね、やっぱり
- 相手:そんなことは。でもありがとうございます。嬉しいです!そういう○○さんこそモテそうです
- あなた:既婚者からはなぜかモテることもあります。でも、あんまり言いたくないんだけど相撲観戦が趣味で、女の子らしくない趣味でいつもひかれちゃってます
アンダードッグ効果は弱みのあるもの方が親近感を覚え、助けたり応援したくなる心理の事でした。
なのでマッチングアプリなど、それ以外でも普段の雑談中などにあえて自分のちょっと変な弱みをさらけ出すことでアンダードッグ効果の力を一気に受けられます。
ただ注意点としてあくまでも自然な流れ、そしておもわず言ってしまったくらいの雰囲気で弱みを告白するコト。じゃないと弱みを聞いた相手はそれを弱みと感じないですよね。「なんか言い慣れてるな、ていうかなんでこのタイミングで聞いてもないのに言ってきたんだろ…」となっちゃいます。
そういう意味ではアンダードッグ効果は内容よりも、弱みを伝えるタイミングの方が重要と言えます。
この時、どういうレベルの弱みの方がいいか、なんですが、できればそこまで致命的ではないものの方がいいです。例えば無精子症ですとか、ひどいアルコール依存症で、とか、パチンコ競馬賭け事大好き!とかそういうのは避けた方がいいです。
女性であれば男っぽい趣味なんかがちょうどいい塩梅で「へえこんな可愛い女の子でもそんな意外な趣味があるんだ、なんか親近感覚えるなぁ!それならオレも話題振りやすいかも!」と思ってもらいやすいです。そういった趣味がない場合は全然ウソでもいいです。相撲観戦を趣味にするのであれば適当な力士の名前と成績をちらっとネットで調べた程度でもごまかせます。
あとこの後の会話の中でできれば「子供のころから~」とか「親の影響で~」とかも自然に入れ込めるなら入れ込んでください。じゃないと昔の男の影響かな、と邪推されちゃうことがあります。
男性であれば反対に少し女の子っぽい所、弱い所を見せるといいです。例えば「犬がちょっと苦手で…」とか「声が高くて実は無理して低くしてて…、だから驚いたときとか地声が出ると、え、今の誰の声?ってひかれちゃうんです」とかそれくらいのレベルの弱点がおすすめ。
補足
補足ですが、上記のマッチングアプリでのメッセージ例文の後、たぶん会話が続くと思うので「思わず言っちゃいましたが、できれば秘密にしてください」など二人だけの秘密を共有する流れにつなげてみてください。
その方がより相手のあなたに対する食いつきが上がります。
これはカリギュラ効果というまた別の恋愛心理テクニックを使っています。
【恋愛心理テクニック講座】カリギュラ効果とは講座:アンダードッグ効果について
ここから下はアンダードッグ効果の由来など、この心理テクニックの裏付け的な話になるので読みたい方だけ読んでみてくださいね。
「アンダードッグ効果」の由来
アンダードッグ(under dog)は日本語に直すと「かませ犬」とか「負けそうな人・チーム」とかそういう意味です。
昔は心理用語でアンダードッグ効果の事を負け犬効果って言ってたんですが、なんかそれだと負けた後の状態っぽく微妙にニュアンスが違うぞ、という事で最近はアンダードッグ効果の事を日本語訳では判官びいき(ほうがんびいき)効果といったりします。
判官びいきは源義経のこと
で、そんな聞きなれないかも…、な日本語訳の判官びいき(ほうがんびいき)。
でもこれって実は判官びいきの判官ってあの歴史で有名な源義経のコトなんです。で、源頼朝と源義経だったら、源義経の方を応援したくなるよね!という。
ホントのトコロはどうなのかわかりませんが、大河ドラマやいろいろなメディアなどで、義経はずーっと頑張ってきたのに最後には兄の頼朝によって邪魔だからと殺されちゃう、というのが義経に対してアンダードッグ効果が生じてる理由なんだと思います。
アンダードッグ効果の実験
アンダードッグ効果について検証した実験というのを探したんですが、いまいちこれというのが見つからず…。申し訳ないです。
また見つかればここで紹介しようと思いますが、アンダードッグ効果に関してはたぶんですがほとんどの人が自らの経験に照らし合わせて「ああ、そういう心境ってめっちゃあるよね!」とそれこそ共感してくれるところだと思います。
大きな犬とチワワが向かい合ってたらチワワの方応援したくなりますもんね。